熱中症のリスクに配慮が必要な看護師の職場

夏などの気温が高い季節に熱中症の応急処置が求められる看護師の職場とは、どのような現場でしょうか。

まず思いつくのが、スポーツに付き添う看護師です。
サッカーや野球、テニスの大会などで、屋外/室内競の技参加者もしくは観客の対応を行います。夏の屋外で熱中症のリスクが上がるのはもちろんですが、室内においても湿度が高くなると十分熱中症のリスクは上がっていくため注意が必要です。

夏のお祭りにも救護所が設けられることが多く、看護師が配置されます。
夏のイベントでは、不特定多数の幅広い年代の人たちが参加することが見込まれます。そのため傷病者が発生した時のマニュアルも、看護師は責任を持って把握しておく必要があります。

音楽フェスなどの屋外イベントも、熱中症のリスクがあります。
屋外イベントには非常に多くの人が集まり、しかも夢中になるあまり自分で自分の具合の悪さに気づかないことも多々あります。人混みに押し潰されて救護室に行けない人がいないよう、配慮していく必要があります。

海にも、救護室があるところはあります。
海は特に日差しが強く、直射日光を浴びます。人気があるり人が集まる大きなビーチの場合、それだけ怪我や体調不良などで救護室も忙しくなります。その中で熱中症になりかけている人を見逃すことがないよう、よく観察しておくことが大事です。

修学旅行の引率や国内もしくは海外旅行の引率も、暑い時期には気をつけなくてはいけません。団体行動の場合特に熱中症に気付きにくく、かつ重症化しやすいことを頭の片隅に置いておきましょう。